進路選択の参考に!何も考えていなかった男がなぜ薬剤師になったか?

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田舎病院で働く薬剤師のともです。この記事では、私がなぜ薬剤師になったのかを紹介します。

これから進路選択をする学生さん、薬学生さん、すでに薬剤師として働いている方の参考になれば嬉しいです。

高校3年の進路選択

なぜ薬剤師になったかの前に、なぜ薬学部に入ったかですね。
高校3年になると必ず進路相談があります。
しかし、この段階で自分の進路を選択できる人はどれくらいいるのでしょうか。

私は全く自分の進路を考えておらず、なりたい職業は何もありませんでした。ただ、国語が嫌いですでに理系のクラスを選んではいました。そこで、理系から選べる進路で最も偏差値が高い医学部を目指しておけば、あとからいくらでも進路変更ができると考え医学部志望としていました。当時成績も悪くなかったので安易にそうすることで、進路選択の決定を先延ばししていました。

大学受験

しかし、大学受験において最も重要と言われる高3の夏休みでさえ1日5〜6時間ほどダラダラと勉強しただけだったので医学部には届きませんでした。この原因は「絶対に達成したい目標がなかったから」だったのかもしれません。大学受験の直前まで自分の進路を選ぶことができなかったので次に偏差値の高い薬学部を受験しました。理系からの進路選択の候補としては理学部、工学部などもありました。しかしそれらに対して将来の自分をイメージできなかったので消去法で薬学部を選択しました。大学の選択は自宅から一番近い距離の国立にして、なんとか合格することができました。将来なりたい職業があればもっと勉強していたのかもしれませんが、高3で自分の職業を決めるということはなかなか難しいように思います。

薬剤師の選択

最近では薬学部の中でも薬剤師か製薬系かで分かれていることが多いですが、やはり免許があることは強いだろうと考え薬剤師になることにしました。製薬系に進んだ友人は就職活動にかなり苦戦していたのに比べて、私は全く就職活動で苦労しませんでした。今後転職などの可能性を考えるとこの選択は間違っていなかったと思います。

病院薬剤師の選択

薬剤師として働く場合、病院、調剤薬局、ドラッグストアなどがあります。

実習で指導してもらった病院の薬剤師が印象的で大学病院の薬剤師になるしかないと就職活動開始当初は思っていました。しかし、就職活動は調剤薬局が先にあります。大手調剤薬局の担当者には「病院では退院までしか患者をみれない。調剤薬局では最後まで患者に寄り添える。」と言われ調剤薬局で働くことに魅力を感じました。しかし看護師の姉に「調剤薬局は入院しなくてもいい人がくる。そんなところで働いて何の勉強になる?」と言われ何も言い返せず、最終的に地元(田舎)の病院に就職しました。

こうして書いてみると、なんと自分の意思のないことかと呆れてしまいます。

しかし、病院で薬剤師として働いて9年ほどになりますが、病院薬剤師として働くことにやりがいを感じています。他職種と交流できて様々なことが学べ、9年経った今でもまだまだ学ぶべきことがたくさんあります。

これから薬剤師を目指す人へ

あくまで一個人の経験談でしたが、誰かの選択の助けになれば嬉しいです。こんな理由で薬剤師になる人間もいます。こんなことを書いておいて偉そうなことは何も言えません。薬剤師になろうとする理由は人それぞれで、何でもいいと思います。給料が良さそう、安定してそうなど何でも良いです。ただ、先輩薬剤師として言いたいことは「医療従事者は生涯勉強しなければならない」ということです。勉強してない医者にかかるのは誰だって嫌でしょう。薬剤師も同じ、医療従事者はみな同じです。勉強してない薬剤師に誰が薬の相談をしたいと思うでしょうか。大学受験、国家試験で勉強は終わりません。医療は日々進歩しています。そこに遅れないよう、お互い頑張りましょう。

読んでいただきありがとうございました。

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